人生へのまなざし

不祥事続きの日本企業を見て、ほとけさまなら何と言うだろう…

昨年、日本の大企業の不祥事が続々と明るみに出てきました。「投信1」というサイトの「2017年も相次いだ大企業の不祥事、なぜなくならない?」という記事から引用すると…

2月 東洋ゴム工業が船舶などに使う産業用ゴム製品でデータの偽装があったと発表。
3月 大手旅行会社「てるみくらぶ」が破産手続き。その後、粉飾決算が明るみに。
6月 大手自動車部品メーカーのタカタが欠陥エアバッグ問題で民事再生法の適用を申請、経営破綻。
10月 日産自動車が無資格検査を組織的に行っていたことが判明。
10月 SUBARUでも無資格検査を行っていたことが判明。
10月 神戸製鋼所がアルミ製品の一部の性能データを改ざんして納入していたことを発表。
11月 三菱マテリアルの子会社3社で品質データ改ざんを行っていたことを発表。
11月 東レが子会社で製品の検査データを改ざんしていたと発表。
12月 SUBARUで燃費データ書き換え疑惑。現在も社内調査中。
12月 JR東海のリニア新幹線事業で大手ゼネコン4社に大規模談合が発覚。

氷山の一角という人達もいますが、優秀で真面目な人達が揃っている大企業でなぜこんなことが起こるのでしょうか?

こういった不祥事が悪事として、悪事を働いた人達が本当に「悪人」であればまだ簡単なのですが、実際は「真面目に会社のことを思って、善良に働いていた人」だったりします。顧客からの要求が厳しかったとか、社内からの圧力が強かったなど、背景はいろいろとあるのですが、もし自分が同じ立場に置かれていたら「間違ったことはできない。するべきじゃない」と声を上げられたかどうか自信がありません。組織には組織を守る力が働き、組織の中に埋もれていると、それに抗うことが本当に難しくなっているのだと思います。下手をすると、自ら組織を守るために違法行為を行う可能性さえ否定できません。

ほとけさまは言います。「自らをよりどころとせよ。他のものをよりどころとしてはならない。法をよりどころとせよ。他のものをよりどころとしてはならない」と。

これは自灯明、法灯明という教えで、ほとけさまがお亡くなりになる直前のこと「お釈迦さまが亡くなられたとき、後は何を頼りにすればよいのか」と問う弟子のアーナンダに対し、「アーナンダよ、汝らは自らを灯明とし、自らをよりどころとして、他のものをよりどころとせず、法(真理)を灯明とし、法をよりどころとして、他のものをよりどころとすることのないように…」と訓戒されたそうです。

自分のことを振り返ると長いこと会社で働いて、いつの間にか「会社という組織」をよりどころにしていることに気づきます。そうやって振り返ってみないと、気づかないで過ごしているのも事実です。だから「会社という組織」に翻弄され、知らず知らずに自分の思いとは違った行動に走り、苦しみ悩むということになってしまうのだと思います。

ほとけさまの教えはシンプルです。自らをよりどころとし、法(真理)をよりどころとせよ。つまり、「自分でしっかりと考え、自分の足で立ち、他のものに依存することなく、それによって起こりうる結果に思いを馳せて生きよ」と教えてくれているのです。

まさにその通りだと思わざるを得ません。でも、なかなかそこに気づけない自分を見ると、まだまだ修行が足りないなぁ、と思う今日この頃です。

 

ホッと家のこづかいさん

ホッと家のこづかいさん

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一般の社会人。ずっとマーケティングの仕事をしてきました。
若い頃出会った「ほとけさまの教え」に感銘を受け、みんなが幸せになるためには、この考え方、生き方が広がることが大事だと思っています。
で、微力ながらも社会の役に立つ人間になるために奮闘中。

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