エッセー

【ヤッシーのきまま見聞録②】

私の名前はヤッシー。会社人生は終わった人ですが、第二の人生はこれから。会社の重しが取れた身軽さで見たこと、聞いたことをきまま(気まま、生まま)にお伝えします。きままなので、悪しからず不定期です。

≪オオガハス≫
千葉県民になって今年で早35年。わが人生の半分以上を千葉で過ごしていることになります。会社勤めのころは千葉都民として家と東京にある勤務先を行き来するばかり。会社人生が終わった人になった最近になって、やっと地元千葉のあちこちに目が行くようになってきました。

6月2日早朝に千葉公園のオオガハスの開花状況を確認に行ってきました。2週間前に一度行った時はまだ蕾状態のものが数本見られる程度でした。その時公園の係の人にうかがうと「あと2~3週間はかかるのでは」という見通しでした。


千葉駅から歩いて約10分。ハッスルする気持ちを抑えながらハス池に着くと、展示資料館の蓮華亭の前の見どころスポットはほとんどハスの葉に覆われているばかり。蕾をつけたハスはそこかしこに見られますが開花したハスは見られません。「まだ早かったかな」とあきらめ気味に歩いていると「見つけました!」。朝日を浴びながら一輪のハスの華が見事に開花しています。感激しながらスマホでその美しい姿を撮りました。

オオガハスをご存知の方は多いと思います。私も確か小学校の教科書で見たような記憶があります。1951年に大賀一郎博士たちが現・東京大学検見川総合運動場の地層から、約2000年前のハスの実を3粒発掘しました。そのうちの1粒が順調に育ち1952年7月18日に見事に発芽、開花しました。1954年に県の天然記念物に指定され、今から25年前の1993年には政令指定都市移行を記念して「千葉市の花」となりました。順調に栽培が続けられ、今では国内外の150カ所以上に「友好と平和の使者」として分根されているそうです。

ハスはご存知のように汚れた泥水の中から生じて濁りに染まらず清く美しく咲くことから、娑婆世界を清く生きるための教えである仏教を象徴する華とされます。妙法蓮華経はまさにそのものズバリの教えですね。大仏や如来像、菩薩像の台座には蓮の華がデザインされ蓮華座と言われています。葉が水をはじく作用をロータス現象と言いますが、こちらも自浄して生きる姿を象徴しています。

2000年以上の時を経て奇跡的にこの世に蘇り、娑婆世界を清く生きていく象徴として、また友好と平和の使者として国の内外に広まっているオオガハス。その姿を見るだけで清々しさと前向きさ、生命力を感じます。ハスに構えるのではなく、正面切って堂々と歩んでいく力ももらえます。受け取り方次第ですが。

6月16~24日の「大賀ハスまつり」の期間には数多くのこの象徴を見ることができます。ぜひ皆さんもお出かけいただき、その清々しさにふれてみてください。2016年11月に新装となったJR千葉駅の中央改札口前のインフォメーション近くには「ハスの時計」もありますので、こちらもぜひご覧ください。


追伸:ヤッシーが本を出しました。「明日使える仕事術 笑談力 〜思わず微笑むダジャレ108選〜」(ビジネス教育出版社)。ご購読いただければ「笑いのコミュニケーション」上達の一助となるはずです。

ヤッシー

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