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宗教観を素粒子レベルで紐解いてみる:この世界の仕組みを理解すれば人生がより楽しくなる⑩

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●願望達成のチャンスはどこからやってくるのか?

私たちの体を作っている「超ひも」という超高速で振動している物質から波動エネルギーが出ると、それに共鳴して相互作用するものだけに影響を及ぼすようです。これが「縁起の法則」のメカニズムだと推測されます。

したがって、私たちの「願い」のエネルギーは、ただ単独で存在していても、何の結果も生み出せないでしょう。しかし、そのエネルギーが自分以外のものと共鳴して相互作用を起こすことで、多様な事象へとエネルギーが転化していき、結果的に「願い」が達成されると考えるのが自然なようです。

したがって、私たちの願望達成のチャンスは、自分以外の何かを仲立ちにしてもたらされるはずです。

人間の設計図であるDNA配列は他人と99.9%同じであると現代科学が証明したことを話しました。同じ素材でできているものは、極めて共鳴しやすいことが分かっています。

つまり、願望達成のチャンスの仲立ちをしている自分以外の何かとは、主に「自分以外の人達」だと解釈することができます。お釈迦さま在世の当時から、三帰依、すなわち仏と法と僧という三つの宝への帰依が誓われてきました。

特に、「自ら僧に帰依したてまつる」では、仏教をともに歩むサンガに帰依することの重要性を説いていますが、この地球上に住むすべての人々が「仏の子」だとすると、私たちの願望達成の仲立ちをしてくれるすべての人々に帰依、感謝することが大事なのかもしれませんね。

●おわりに

2003年に人類はヒトのDNAの並びをほぼ100%解読しました。その結果分かったことは、「私とあなたは99.9%同じ設計図からできている」ということでした。お釈迦さまは2500年前に「すべて仏の子」と説いていますので、ようやく、科学的にこの真理が証明できたと解釈することもできます。

現在の科学では、「超ひも」を目で見ることもできませんし、その人から放出されている波動エネルギーもとらえることはできません。また、そのエネルギーがどこまで遠くに届き、過去や未来の時間を超えるかどうかもわかりません。したがって、今回私が述べてきたことを現時点で証明することはできませんが、実際に真理は存在し、私達はそのルールの中で生かされています。

すべての事象には、納得のいくメカニズムが必ず存在しているはずです。将来いつの日か、宇宙の真理がすべて科学的に証明されるかもしれませんが、その前に「宗教」という形でその仕組みを教えて頂けることは本当にすばらしいと思います。

(立正佼成会仙台教会ホームページ http://co-creation-net.org/myself/2789/ より引用)

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平塚真弘

平塚真弘

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宮城県女川町出身。東北大学大学院薬学研究科博士課程修了、薬学博士。
1996年東北大学大学院医学系研究科助手。1998年東北大学病院薬剤部薬剤師、2002年東北薬科大学(現在の東北医科薬科大学)講師、2006年スウェーデン・カロリンスカ研究所客員研究員、2008年から現職。
専門分野は、ゲノム薬理学、薬物動態学、薬物治療学、臨床薬学。
これまでに、日本薬学会奨励賞(2002年)、日本薬物動態学会奨励賞(2010年)、日本医療薬学会学術貢献賞(2012年)、日本薬学会学術振興賞(2016年)などを受賞。

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