人生へのまなざし

真っ暗な空にこそ、星は輝く 第7回

大人になってからADHD(注意欠陥多動性障害)と診断された私が、子供の頃からの苦しい経験を振り返って見えてきた、さまざまなコトを綴ります。一人でも多くの方のお役に立てることを祈って。

上手にHELPが出せるようなった看護学校時代

専門学校を卒業した後に、看護師を目指して3年間の看護学校へ入学しました。

友達関係にはあまり困りませんでしたが、実習が大変でした。毎日宿題が出るのですが、与えられている宿題全体が把握できず、また、何を求められているのか難しくて理解できず、宿題の時間はいつも紙とにらめっこ状態でした。

しかし、同期の友達はいつも優しく教えてくれ、何かあればすぐに助けてくれ、私が学内の試験にクリアしたのも、国家試験に合格したのも、同じ志を持った友人の支えがあったからだと思います。

あるとき、学校が4時に終わって、すぐに寮のお風呂に入っていたら、お風呂場の電話が鳴り、実は私が委員長を務めていた委員会の会議中だったということがありました。急いで向かいましたが、もちろん白い目で見られるわけで。

予定は全て手帳に書かないと忘れるので、手帳に書き忘れたことはもう、こうなりますね。

でもそんなときは、「みなさんすみませんでしたっ!!m(__)m 以後気を付けます!!m(__)m あ、あの〜私こういう所あるので、どなたか親切な方『明日会議だよ!』とか声を掛けてくれるとありがたいです〜(照)。とにかく、今日はすみませんでしたっ!!m(__)m」と素直に言うとか、試行錯誤しながら自分からHELPを出していたのかもしれません。

やはり、これまでずっと、周りを観察して研究し続けていたからでしょうか。

人間関係を良好にするためには、女子同士では「それかわいい〜」「上手だね!」「すごいね!」というワードは必須なんじゃないかなと思います。褒められて嬉しくない人はいないですからね、多分。

看護学校の頃から意識しなくても周りに友達がたくさんいたのは、無意識にこういう声掛けだったり、上手なHELPだったりができるようになっていたのかもしれません。

ERIKO

ERIKO

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茨城県生まれ。幼い頃はおてんばで、木登りやかけっこをしては傷だらけの少女だった。
物心つく頃から人間関係で悩むようになり、自分を含め、あらゆる命がなぜその姿でこの世に誕生するのかを問うようになる。

23歳で看護師になるが、度重なるミスに上手く対処出来ず、うつ状態になる。
24歳でADHD(注意欠陥多動性障害)と診断を受け、治療薬を内服し始めると、ミスは激減。それまで苦手と感じていたあらゆる物事が徐々に解消され、人生が大きく変わっていく。
患者さんと接する中で、「私にしかわからない気持ちを、あなたは理解してくれる。あなたが担当で良かった。」と言われたのをきっかけに、自分自身のこれまでの人生を人の幸せのために役立てたいと思うようになる。

現在は看護師をしながら、東京都杉並区を中心に活動している『Let it be〜発達障害の子を持つ親の会〜』で、当事者としての思いを共有し、当事者だからわかる子供たちの気持ちを代弁している。

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